どうも、えんつばです。
初めてシンセサイザー用の楽器ケーブル(シールド)を購入する際に、おすすめの選び方を紹介します。
楽器販売員の時代にも、お客さんから楽器ケーブルの選び方の問い合わせはよくありました。
楽器ケーブルを試しに使えるお店もありますが、
「あまり違いがわからない」
なんてことも多いのではないでしょうか。
特にこれといった理由もなく、なんとなく、
「高い方がいいでしょ!」
と値段だけで楽器ケーブルを選んでしまうと、
- 長すぎて使いづらい
- シンセサイザーに合わない形状
- あまり使われない奇抜な色
といった楽器ケーブルを購入してしまう恐れがあります。
今述べた3つのようなことがないように、初めての楽器ケーブルを選ぶ際の考え方を押さえておきましょう!
どんな楽器ケーブルを選べばいいのか?
結論を言ってしまうと、初めての1本なのであれば、
王道の楽器ケーブルを選ぶ
のがベターです。
なぜなら、最初から音がいいと言われる楽器ケーブルを選んだとしても、そもそも基準が出来ていない状態なので、音がいいのかどうかすらわかりません。
楽器ケーブルは消耗品なので、2本目、3本目を購入するタイミングがいずれ来ます。
その時に自分の中で「いつもの音」という基準があると、どのような「いい音」なのかが判断しやすくなります。
王道の楽器ケーブルが「いつもの音」となっていれば、音の違いがわかる耳を養う訓練にもなるのではないでしょうか。
王道の楽器ケーブルとして、コストパフォーマンスがよく、PA(音響)でよく使われている楽器ケーブルがCANARE(カナレ)です。
CANARE PROFESSIONAL CABLE 5m クロ G05
なぜよく使われるのかをPAの仕事をしている方に聞いたことがあるのですが、接続部分(ジャック)がしっかりしているからだと言っていました。
わざわざジャックだけをCANAREにする人もいるのだとか…。
それくらい、信頼が厚く、これを最初に購入しておけば間違いないというブランドです。
楽器ケーブルの長さはどれくらいがいいのか?
長すぎず、短すぎない長さは5mです。
自宅で録音だけで使うなら3mでもいいとは思いますが、今後ライブをやる可能性が少しでもあるのであれば、5mを購入しておくのが無難です。
逆に絶対に買ってはいけないのは、1mや15mのケーブルです。
1mは基本的にギターのエフェクターの繋ぎに使われることが多い長さです。
また、シンセサイザーはステージで動き回るような楽器ではないので、15mくらいあるような長いケーブルにする必要もありません。
距離が欲しい場合は、シンセサイザーに直接繋ぐケーブルを長くするのではなく、音響とシンセサイザーの間に接続するDI(ダイレクトボックス)という変換機と音響を繋ぐケーブルを長くすることが多いからです。
細かい話は置いておいて、5mの楽器ケーブルが無難ということを理解していただければ幸いです。
どんな色の楽器ケーブルがいいのか?
基本的に楽器ケーブルの色は黒が主流ですが、ブランドによっては色々なカラーの楽器ケーブルがあります。
色に関しても王道の色を購入しておけばいいのですが、シンセサイザーの場合はLRの出力があり、2本必要になることがあります。
キーボードとして使うだけであれば、モノラル(1本)で充分ですが、シンセサイザーの強みを活かすなら、ステレオ(2本)で音が出せるようにしておきましょう!
そして、楽器ケーブルの色についてですが、同じ楽器ケーブルを別々の色で2本購入することをおすすめします!
つまり、
黒1本と赤1本で計2本!
みたいな購入の仕方です。
なぜかというと、
LとRの区別がしやすいから
です。
同じ色だと、どちらがLでどちらがRなのか、ケーブルを伝って確認する必要が出てくることがあります。
一眼でわかるように、色を別々に揃えておくと便利ですよ!
S(ストレート)型とL型はどちらがいいのか?
S(ストレート型)にしましょう!
正直どちらでもいいのですが、わざわざL型にする理由もないので、金額を少しでも抑えられるS型を推奨します。
L型が必要になるのは、ギターなど、S型だとストラップで楽器ケーブルに負荷がかかってしまう時などで、シンセサイザーには負担がかかることはあまりありません。
まとめ
まとめると、おすすめの楽器ケーブルの選び方は
王道の5mの楽器ケーブルを
色違いで2本購入する
ということです!
初めてのシールドならまずは、
自分の中に基準を作ること
を重視し、将来を見据えた楽器ケーブル選びをしましょう!
(2024/11/21 09:48:50時点 Amazon調べ-詳細)
(2024/11/21 17:42:54時点 Amazon調べ-詳細)