アコギ

元楽器屋店員が教える、アコギ用の初めてのシールドを選ぶなら…

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どうも、えんつばです。
初めてのアコギ用のシールド(楽器ケーブル)の選び方を紹介します。

楽器販売員の時代にも、お客さんからシールドの選び方の問い合わせはよくありました。

シールドを試しに使えるお店もありますが、
「あまり違いがわからない」
なんてことも多いのではないでしょうか。

特にこれといった理由もなく、なんとなく、
「高い方がいいでしょ!」
と値段だけでシールドを選んでしまうと、

  • 長すぎて使いづらい
  • アコギに合わない形状
  • アコギにふさわしくない仕様

といったシールドを購入してしまう恐れがあります。

実際まったく知識がない初心者だった頃、店員さんから言われるがままにシールドを購入してしまったことがあります。

そのシールドはエレキギター向けに作られていて、金額も6,000円以上するちょっといい値段のシールドでした。

知らずに使っている間はさほど気にはなりませんでしたが、せっかくいいシールドを買うならアコギ向けに作られているものがよかったなと今では思っています。

そんな同じような後悔をしないために、初めてのアコギ用のシールドを選ぶ際の考え方を押さえておきましょう!

どんなシールドを選べばいいのか?

結論を言ってしまうと、初めての1本なのであれば、
王道のシールドを選ぶ
のがベターです。

なぜなら、最初から音がいいと言われるシールドを選んだとしても、そもそも基準が出来ていない状態なので、音がいいのかどうかすらわかりません

シールドは消耗品なので、2本目、3本目を購入するタイミングがいずれ来ます。

その時に自分の中で「いつもの音」という基準があると、どのような「いい音」なのかが判断しやすくなります。

王道のシールドが「いつもの音」となっていれば、音の違いがわかる耳を養う訓練にもなるのではないでしょうか。

王道のシールドとして、リーズナブルで、アコギ向けに作られているシールドがVOX(ヴォックス)VAC-13です。


VOX ヴォックス ケーブル アコースティックギターシールド 4m S-L VAC-13

他の楽器用シールドとの大きな違いは、再現されている周波数範囲です。音域とも言い換えることができます。

より自然なアコギの音を再現するために作られているというのが「アコギ向け」のシールドです。

シールドの長さはどれくらいがいいのか?

アコギの場合はステージで動くこともあるので、4m以上の長さから選ぶのが無難です。

自宅で録音だけで使うなら3mでもいいとは思いますが、今後ライブをやる可能性が少しでもあるのであれば、4m以上を購入しておくのがいいです。

逆に絶対に買ってはいけないのは、1m15mのケーブルです。

1mは基本的にギターのエフェクターの繋ぎに使われることが多い長さです。

また、かなり大きなステージに立たない限りは15mくらいあるような長いケーブルにする必要もありません

距離が欲しい場合は、アコギに直接繋ぐケーブルを長くするのではなく、音響とアコギの間に接続するDI(ダイレクトボックス)という変換機と音響を繋ぐケーブルを長くしてもらいましょう。

細かい話は置いておいて、4m以上のシールドが無難ということを理解していただければ幸いです。

どんな色のシールドがいいのか?

基本的にシールドの色はが主流ですが、中でもアコギ用として作られているものは黒以外のものも多く、「アコギ用はこの色!」と決まっているメーカーがほとんどです。

色で選びたい場合は他のメーカーのものを探すか、アコギ用ではないシールドを検討するしかありません。

黒以外だったら、アコギの木の色に合わせた茶色のシールドはオシャレですよね。

とはいえ、そこまで色は気にせず、使いたい王道のメーカーのシールドを購入することをおすすめします。

S(ストレート)型とL型はどちらがいいのか?

SL型という片方がストレートで、片方がL型のケーブルにしましょう!

アコギの場合はボディの下部にケーブルの差し込み口があることが多く、ストレートだと余分にケーブルが見えてしまいます。

差し込む方がL型であれば見た目をすっきりすることもできますし、ケーブルにかかる負担も軽減できます。

まとめ

まとめると、おすすめのシールドの選び方は

4m以上のSL型シールドで、
アコギ向けの王道を購入する

ということです!

初めてのシールドならまずは、

自分の中に基準を作ること

を重視し、将来を見据えたシールド選びをしましょう!

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