作曲

作曲完全初心者でも、メロディに伴奏を付けられる方法【コード付け方】

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初めて作曲に挑戦する時に直面するひとつ目の大きな壁。

それが「メロディに対するコードの付け方」ではないでしょうか?

今の時代、調べれば解説している記事はたくさん出てきますが、どの記事を読んでもどうしても難しそうに感じます。

そこで今回は、音楽完全初心者でもコードが付けられるように、可能な限りシンプルにした方法をまとめておこうと思います。

最低限の情報のみに絞ってお伝えするので、理論の詳しい部分は他のかたの素晴らしい記事を参考にしていただけたらと思います。

「コード付けができない」を脱却するには

「メロディは浮かぶけど、コードが付けられない」

そういった理由で、作曲に手詰まりしてしまう人が後を絶たないのが事実です。

ではなぜコード付けが難しく感じるのか?

それは、少なからず音楽理論が絡んでくるからです。

  • メジャースケール
  • ダイアトニックコード
  • トニック、ドミナント、サブドミナント

こういった言葉を、どこかで目にしたことがあるのではないでしょうか。

これらは全て、音楽理論に関連した言葉です。

しかし、全くの初心者が音楽理論を使ってコードを付けるということは、知らない言語を新しく覚え、知らない公式に当てはめて問題を解くようなものです。

それってどう考えても難しいですよね。

なので、情報を必要最低限に絞ってコード付けに取り組む必要があると思います。

コード付けに最低限必要な情報とは

コードを付けるのに必須なのは、

  • メロディのKey(キー:調性)
  • そのKeyでよく使うコード

この2つです。

Key(キー:調性)とは

作曲に関する情報で語られるキーは、カラオケでよく見かける「キー」と同じ意味のものです。

カラオケのキーを変えると、歌うメロディの音が上がったり下がったりしますよね。

あれは何をしているのかというと、

どこのドレミファソラシドで歌うのか

を変えているのです。

それと同じで、鼻歌などで作ったメロディも、どこかのドレミファソラシドを基に作られているはずです。

それを聞いて、「そうなっているかな?」なんて心配になる必要はありません。

よっぽど違和感のあるメロディになっていなければ大丈夫です。

コード付けの具体的なステップ

STEP1.メロディのKeyを特定する

メロディのKeyを特定する方法について解説していきます。

まずはメロディを確認できる鍵盤楽器DAW(iPhoneでもOK)を用意してください。

メロディが鍵盤のどの音を使っているのかを確認し、鍵盤に印をつけていきます。

こんな感じ!

下記の表の中から、どのKeyに1番近いかを確認しましょう!

Key=C
Key=D♭
Key=D
Key=E♭
Key=E
Key=F
Key=F♯
Key=G
Key=A♭
Key=A
Key=B♭
Key=B

対応するKeyを見つけるコツは、ズバリ「半音」!

隣り合った鍵盤に印がついている箇所に注目してみましょう!

STEP2.よく使うコードを基にコード付け!

キーがわかったら、下記の表を参考にコードを鳴らしながら歌ってみます。

  I IIm IIIm IV V VIm VIIm(♭5)
Key=C C Dm Em F G Am Bm(♭5)
Key=D♭ D♭ E♭m Fm G♭ A♭ B♭m Cm(♭5)
Key=D D Em F♯m G A Bm C♯m(♭5)
Key=E♭ E♭ Fm Gm A♭ B♭ Cm Dm(♭5)
Key=E E F♯m G♯m A B C♯m D♯m(♭5)
Key=F F Gm Am B♭ C Dm Em(♭5)
Key=G♭ G♭ A♭m B♭m C♭(B) D♭ E♭m Fm(♭5)
Key=G G Am Bm C D Em F♯m(♭5)
Key=A♭ A♭ B♭m Cm D♭ E♭ Fm Gm(♭5)
Key=A A Bm C♯m D E F♯m G♯m(♭5)
Key=B♭ B♭ Cm Dm E♭ F Gm Am(♭5)
Key=B B C♯m D♯m E F♯ G♯m A♯m(♭5)

自分の感覚を信じて、違和感のないコードを探してください!

コードを切り替える(コードチェンジ)タイミングは、1小節ごと半小節(4拍子なら2拍)が無難です。

間違えてもいいので、とりあえずの伴奏付けという軽い気持ちでやってみてください!

STEP3.誰かに聴いてもらう!

コードが付けられたら、誰かに聴いてもらって、違和感があるところがないかを確認してもらいましょう!

音楽経験者である必要はありません。なぜなら、あなたが音楽を届けたい相手は経験者以外の人のはずだからです。

音楽の知識がない人が聴いて違和感がなく、心地のいい伴奏をつけることができていたらそれで完成です!

最後に

ここで紹介している伴奏の付け方は比較的かんたんなコード付けの方法です。

突き詰めたらコード付けの世界は奥深く、ひとつのメロディに対しても色々なパターンの伴奏が付けられます。

音楽に正解はない」とはよく言われますが、これを前提にどんどん経験を重ねていくのが上達のコツではないでしょうか。

今回の記事が少しでもあなたの役に立てていたら嬉しいです。

質問などあれば気兼ねなくお問い合わせください!

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