どうも、えんつばです。
初めて作詞作曲をしてみようと思ったものの、何から始めたらいいかわからないと悩んではいませんか?
そもそも、詞と曲(メロディ)どちらを先に作るべきなのか。
詞を先に書いても、歌詞っぽくなくてメロディが考えられない。
メロディを先に考えても何も思いつかなかったり、思いついたとしても途中までしか作れない。
そんなことで迷ったりしていませんか?
今回は僕が作詞作曲した時のことも踏まえて、どちらから先に作るのがいいのかについてお話しします。
これから作詞作曲を始めるという方はぜひ参考にしてみてください!
作詞と作曲どちらが先であることが多いのか
詞から先に作ることを詞先、曲から先に作ることを曲先といいます。
僕が通っていた専門学校の作詞作曲の講師は「最近の曲はメロディに詞を乗せることが多い」と言っていました。
つまり曲先の方が多いということです。
しかし、作曲家と作詞家が職業として存在している以上、曲が先に作られることが多くなるのは必然ではないでしょうか?
というのも、先に詞を作ってから曲をつけるよりも、曲を先に作って詞をつける流れの方が効率がいいからです。
もし仮に作詞家が先に作った詞に対して作曲家がメロディを作るとしたら、作ったメロディに合わせて詞を足したり減らしたりして欲しいということが起こりやすくなります。
逆に先に曲ができていたら、入れられる文字数が決まっているので作詞家はそれに合わせて詞を考えれば良くなります。
要するに、メロディに合わせて作詞をし直すという工数がひとつ減るのです。
そもそも文字数の制約がある中で作詞ができるからこそ、プロの作詞家と名乗ることができるのです。
曲は詞がなくても成立しますが、詞は曲がないと『歌』詞にはなりません。
作詞家は作曲家あってこそ成り立つ役割であるということも踏まえると、曲先が多いだろうとことは想像できると思います。
詞先と曲先どっちで作った方がいいのか
曲先で作られていることが多いなら、曲先で作った方がいいのかというとそうでもありません。
結局のところ、どちらを重視して曲を作るかによります。
メロディや曲を重視するなら曲先だし、詞を重視するなら詞先で作ればいいです。
曲先では詞(詞先では曲)が軽視されているということではないので、誤解のないようにお願いします。
大事なのは、「こんな曲を作りたい」と思ったことが曲に対してなのか、詞に対してなのかで決めるということです。
例えば僕が作った曲の中で、ジョン・メイヤーのNeonという曲からインスパイアされて作った曲があります。
Neonという曲のイントロのギターのフレーズがめちゃくちゃカッコいいので、どうにか真似できないかと思っていました。
そういった背景もあり、最初はギターで始まるイントロから作り始めました。
メロディではないですがこれも曲先です。
出来上がった曲はギターの腕前の未熟さもあり、Neonとは程遠いイントロですが自分がイメージしているものには近づけることができました。
このように、自分がどういう曲を作りたいのか、ざっくりでもイメージを持つということが大切です。
何から始めたらいいかわからないという時は、どういう曲を作りたいのかを決めるところから始めてみてください。
初めての作詞作曲におすすめの方法は?
初めて作詞作曲に挑戦する場合、作りやすい方法であれば詞先と曲先どちらでもいいのですが、選べないという場合は詞先がおすすめです。
僕が初めて作った曲も作詞が先でした。
先に詞があれば、その言葉を元にメロディを考えやすくなります。
というのも、言葉にはイントネーションがあるので、音読することでリズムとメロディが思い浮かぶことがあります。
詞先の場合注意しなければならないことが文字数です。
メロディがつく前提なので、ポエムのように自由に書いてしまうと、リズムがつけられない「詩」になってしまいます。
僕が通っていた専門学校では文字数は4の倍数にするといいと教わりました。
例えば、僕が最初に作った歌詞のAメロが、
おもいでのなかに(8)
ぼくがいるならば(8)
あなたにきづかれ(8)ないように(5)
そっとみまもって(8)あげましょう(5)
となっていたのですが、文字数が揃っているのでメロディが考えやすくなっていました。
初めての作詞そのままなので、詞自体のクオリティには目を瞑ってください。
ちなみに「あげましょう」は音にすると「しょ」という部分が1文字分なので、5文字とカウントして考えることができます。
もっと細かいことをいうと、「ないように」は発音の時「ないよに」にすることもできますし、「あげましょう」は「あげましょ」にすることができます。
これでどちらとも4文字で4の倍数になります。
1節を4の倍数の文字数にするということを意識してみてください。