あなたはコードには『役割』があるということを知っていますか?
「頭に浮かんでいるコードを探せない!」
曲を作っていると、誰もがこのような悩みに直面します。
役割があるというのは、『曲においてそのコードがどんなイメージを持たせるコードなのか』のセオリーがあるということです。
どんなイメージを持つかを知っていれば、頭に浮かんだコードに対するイメージからある程度、自分が求めているコードが何なのかを予測できます。
さらにコード役割の理解を深めていけば、即興でメロディにコードをつけられるようになったり、曲を聞いてコード進行の耳コピもスムーズにできるようになります。
僕は正直、今まで理解していたつもりで軽視していた結果、今でも理解を深めた領域まで達せていないというのが実情です。
「そのレベルとか本当に音楽やってたの?」
そんな声が聞こえて来そうなくらいです。
これから音楽を始めるあなたは僕の二の舞を踏まないように、しっかりここで役割の基本について理解し、実践レベルまで到達できるようにしましょう!
コードの役割は、
- トニック
- サブドミナント
- ドミナント
の3種類あります。
スリーコードを言い換えてるものだと考えるとわかりやすいと思います。
トニック(C)
どのコードにも進める。
役割としては解決する(落ち着かせる)コード。
なので、C→C、C→F、C→G、への進行が可能
サブドミナント(F)
主な役割はドミナントに進むこと。浮遊感がある。
F→Gでドラマチックな展開を感じさせる。
F→Cでトニックで解決することもできるが、ドミナント終止の方が終わった感じは強い
ドミナント(G)
トニックに進むのが大原則の役割。
かなり不安定でトニックに行きたくなる。
G→Cをドミナント終止といい、お辞儀で弾くピアノの進行。
まずは、この3つの役割を覚えて、今すぐそれぞれの進行を試しに弾いて確かめてみてください。