作曲

【自他共に認められる曲の作り方】ヤマハ主催のソングコンテスト(地区予選)で銀賞を受賞した曲を作った時の話

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どうも、えんつばです。
ヤマハ主催のソングコンテスト(地区予選)で銀賞を受賞した曲を作った時のことについてお話しします。

それまでに作った曲と比べて、曲作りの何が違かったのか?

そして、数年後に理解した「人から認めてもらえる曲を作るために大切なこと」について解説します。

曲を作り始めたばかりの頃の僕は、「どうすれば売れる曲が作れるだろう?」ということばかり考えていました。

「売れる曲を作らなければ意味がない」という思い込みから抜け出せず、「いい曲」を書こうとしては完成させることもできないの繰り返し…。

なんとか作り上げた曲を、作曲の先生に聴いてもらうも、褒められるところがないのかダメ出しのオンパレード

涙をこらえることができず、その場で泣いてしまったことをよく覚えています。

そんな僕がコンテストで銀賞を受賞できたのは、売れるかどうかなんて一切考えずに曲を作れたことにあると思っています。

売れることを考えなかった結果、誰かの心に響くような曲が作れたということです。

もし同じように売れる曲を作りたいと悩んでいるなら、現状打破のための参考にしてみてください!

銀賞を受賞した曲を作ったきっかけ

若気の至りで恥ずかしい話ですが、当時19歳の僕は「愛とは何か」ということをずっと考えていました。

好きな人と複雑な関係にあり、「自分はどうあるべきか」をとにかく考えて、たどり着いた答えが「愛とは無償なものである」ということでした。(当時放送していたドラマの影響です←)

机に伏せて寝ている彼女を横に曲を作り始め、その想いを伝えたいという気持ちからか不思議とスラスラと書き進められました。

歌詞の内容としては、「愛は無償なものか」という葛藤の中で最終的に「無償である」という結論に至るような構成になっています。

その曲がコンテストで評価され、賞をいただくことができたのです。

なぜ銀賞を受賞することができたのか?

どうして賞をいただくことができたのか振り返ると、好きな人「だけ」に向けて書いた曲だったからだと考えています。

誰かの心に響く曲を作るために大切なことの1つとして、「たったひとりに向けて伝えること」が挙げられます。

「たったひとりに向けて伝えること」は、有名アーティストの方が言っていることでもあるので、聞いたこともあるかもしれません。

これはマーケティングでいうところの、ターゲティングに該当するところです。

「たったひとりに向けて歌う」という言葉の真意。

僕はこれが分かっているつもりで、全然わかっていませんでした。

「あなたへのメッセージです!」と伝えることで、聴いてくれる人に「じぶんごと」として捉えてもらう。

地球上でたったひとりしかいないと言えるまで絞り込んでその人に向けて曲を作る。

曲作りをするうえでは、実はものすごく大事なことでした。

「大衆ウケする」「売れる」曲を作るというワナ

僕の専門学校の同期で、定期的に行われる審査会ではいつも評価がトップの男性シンガソングライターがいました。

でも講師や同期のメンバーから陰では、

「なんかちょっと物足りないんだよな」
「〇〇君の曲はあまりいいと思わない」

などと言われていました。

演奏のレベルも曲のクオリティも高く、センス抜群なのになぜか彼は人気がない…。

その理由は、大衆受け(万人受け)する曲を作ろうとしていたことにあります。

彼は「万人受けする曲を作りたい」といつも口にしていました。

「万人に受け入れられる」ということは、世の中にありふれていて当たり障りのないこと。

つまり、

  • 誰にでも当てはまるけど、誰の心にも響かない
  • ありふれているので、あなたの曲を聴く必要がない
  • メジャーな内容だから素通りされる

ということなので、「万人受け」を狙っての曲作りにはメリットがありません。

なのでやっぱり、誰か「ひとり」に向けて曲を作ることが大事です。

誰かひとりに向けて作ることで、もちろんその相手の心には響く曲になりますよね。

それと同時に、同じような境遇の人や共感してくれる人が「あ、私に言っている」と感じて曲を聴いてくれるようになります。

そのために、より明確なターゲットを決めます。

  • 男性女性か?
  • 何歳か?
  • 服装髪型は?
  • 1日をどんな風に過ごしているのか? etc…

つまるところ、友人や家族など特定の誰かに決めてしまうのが得策です。

理想は地球上にたったひとりしかいないくらいまで絞り込むことです。

誰かの心に響く曲を作りたいのであれば、

「届けたい思い」
「1番伝えたい人に向けて」

曲を作ってみてください。

この記事を読んでくださったあなたの曲作りの参考になれば幸いです。

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