どうも、えんつばです。
曲が作れなくなってしまった時の解決方法を紹介します。
「これはいい曲!」と思える曲が作れたあとに、同等かそれ以上のクオリティを求めてしまい、なかなか曲が作れなくなってしまった。そんな経験はありませんか?
僕はヤマハのソングコンテストで銀賞をいただいた後、約1年ほど曲が作れなくなりました。
1年間も曲が作れないなんて、シンガーソングライターとして完全に終わっていますよね…。
納得のできる曲ができたあとに、曲が作れなくなる症状に陥ってしまうのは珍しいことではないようです。
今回の記事では、なぜ曲が作れなくなってしまったのか、その原因や解決方法について紹介します。
過去の僕のように曲が作れなくなって、音楽への熱が冷めプロを目指すのをやめることが無いように、ぜひ参考にしてください。
曲が作れないほとんどの原因は「インプット過多」
納得ができる曲ができたあとに曲が作れなくなる原因は「インプット過多」によるものです。
つまり、インプットの量が多くなりすぎて耳が肥えてしまった(理想が高くなり過ぎた)ということです。
バットをまともに振れない人がホームランを打てないのと同じで、身の丈に合っていないクオリティを求めてしまい、曲が作れなくなってしまったという状態です。
僕の場合、インプットで理想が高くなったうえに、自分が納得できる曲がたまたま作れてしまったのが悪循環のはじまりでした。
「自分はいい曲が作れる」と思い込んでしまい、曲を作り始めても「これじゃない」と途中で頓挫してしまうようになりました。
インプット過多から抜け出すためには?
当時、「納得のいかない曲でもとにかく作れ」と作曲の先生に言われていましたが、僕には全く効果がありませんでした。
1フレーズだけ作って続きが思い浮かばない、曲の断片しか作れない日々が続く…。そんな時はいっそ、「ダサいものを作る」という意識で作曲をします。
自分の中にある出しやすいものを出して、等身大の自分を把握し、曲を作り上げるプロセスを癖にするのが目的です。
いい曲でも、納得のいく曲でもなく、「ダサい曲を意図的に作る」ということがポイントです。
完成させても発表しなければいいだけなので、どこかで聞いたことがあるようなメロディや、知っている曲に似ていてもそのまま作り上げましょう!
フィーリング(感覚)で曲を作る派の弱点
感覚で出来たことは、なぜ出来たのかを言語化できて初めて「出来ること」と言える。
言語化できなければ再現ができないから、ずっと感覚で曲作ってたらいつか曲作れなくなるのは必然。
考えることを放棄しない。
— 遠藤翼(えんつば) (@endou_tsubasa) June 25, 2022
以前こんなツイートをしたのですが、納得できる曲がなぜ作れたのかを言語化できるかが大切です。
そもそも、まったく感覚に頼らず作曲をする人なんていないと思いますが、感覚「だけ」で作り続けているといつか曲は作れなくなります。
言語化するための手段のひとつとして音楽理論があります。
「音楽理論はわからない」と公言している星野源さんのようなアーティストもいますが、作曲への理解が深いからこそ成し得ることです。
絶対に音楽理論がいいとは言いませんが、曲作りにつまづいてしまったら一度音楽理論を深いところまで学習してみると見える世界が変わってくると思います。
まとめ
まずは今すぐできることとして、ダサい曲を意図的に作ってみる。
そのうえで、
- なぜダサいのか?
- 納得できる曲と何が違うのか?
を言語化できるようになると、今後の作曲にさらにブーストをかけられます!
言語化の手段のひとつとして、音楽理論を学び、見える世界を広げることでアーティストとして大きく前進しましょう!